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親知らずについて

こんにちは。本日は親知らずに関してお話します。

親知らずとは簡単にいうと前から8番目の歯で最後に生えてくる歯です。

親知らずと聞くと抜いた方がいいとか、腫れるなどのイメージがあると思います。

基本的に歯の頭の完成が12-16歳頃、歯の根の完成が18-25歳ころと言われています。生え方は人それぞれ様々で、

まっすぐ綺麗に生える場合や横に生えてたり、まっすぐでも骨の中に埋まっていたりします。

また、もともとない方もおられます。抜いた方がいい場合と抜かない方がいい場合とがあります。

抜いた方がいい親知らずとはその歯があることによって周りの歯に悪影響を与えている場合です。

どういう場合かというと、一つ手前の歯やその親知らず自身が虫歯になっている時や

汚れが溜まってしまい腫れたり引いたりを繰り返している時です。また、含歯性嚢胞と言って

親知らずの歯の周りで膿の袋が出来てしまって、顎の骨が溶けてしまう病気の場合は膿の袋ごと抜きます。

逆に抜かないでいい場合は、完全に骨の中に埋まってしまっている且つ何も症状がでていない場合 や、

綺麗に生えている場合です。例外的に親知らずと似たような形の歯を抜かなくてはいけない状況の時に

条件が合えば親知らずを移植することでそこに歯を入れることが出来る場合があります。

親知らずを抜くときはメリットデメリットがあり、メリットとしては歯が磨きやすくなることや

腫れていた場合はそれがなくなることです。

デメリットは外科的なことなので痛みがある可能性があるということです。

手術中は麻酔が効い ているので痛みはなくても後日腫れたり痛みがある可能性があります。また上の親知らずであれば

上顎洞と呼ばれる鼻と交通している空洞があり、そこと親知らずが繋がっている場合は鼻血が出たり、

場合によってはその空洞に歯が落ちてしまうというリスクがあります。

下の親知らずであれば下顎管と呼ばれる神経や血管が集まっている管があり、それと接している親知らずの場合は

血が止まりにくかったり唇の下あたりに痺れが残る可能性があります。

当院では親知らずの抜歯の場合、CTと呼ばれる3次元的に見れるCT写真を撮影してから抜歯をし ます。

もしリスクが高い場合は、当院と提携している大阪労災病院の口腔外科という、

抜歯や癌などを専門に診ている病院へ紹介させてもらうこともあります。

親知らずのことで気になることがあれば担当の衛生士や歯科医師にご相談ください。

医療法人 堺美歯科

ナカノ初芝歯科クリニック
〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町2-8-2
TEL 072-285-1181
URL https://www.hdclinic.jp/
Google情報 https://g.page/nakano-hatsushiba-dc?share

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