こんにちは。歯周外科において前回説明していたものは、
簡単に言えば歯周ポケットを除去したり、歯を磨きやすくしたりするための処置のお話しでした。
本日は、歯周病治療の一つ、再生療法について説明していきます。
再生療法と言われると万能で骨を復活させると連想してしまいますが、実際は適用する条件が限られています。
適用できる条件とは、①その部位のみの骨欠損であること②再生させたい部位が骨に囲まれていることです。
なので全体的に歯周病が進行している状態では再生療法はできません。
また、骨がない部位が一部のみでもそこの周りに骨がなければ、再生させる為のお薬を留めておくことができないので再生は困難になってきます。
再生療法は誰にでも使える万能なものではないのです。
一部分だけの骨の吸収が進んでいる場合何かしらの原因が考えられます。まずは原因の除去を行ってから再生療法の手術を行います。
当院では再生療法は基本的に自費治療(保険の効かない治療)で行っております。
エムドゲインという動物由来のタンパク質と、症例によっては人工の移植剤を使って骨の再生を行なっていきます。人口の移植剤と併用することにより、
さらに良い効果を期待できます。再生療法により本来抜歯すべきような歯も残せる場合もあります。
当院では今まで紹介したような様々な歯周外科を用いて歯をできるだけ残していきます。
これらの方法を用いても残せない場合にインプラントを行なっていきます。
歯周病を治療することは様々な全身の疾患も予防することにも繋がります。歯周病を徹底的に治療したいという方はぜひ当院にお越しください。
医療法人 堺美歯科
ナカノ初芝歯科クリニック
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