こんにちは。本日は禁煙についてお話しします。
歯科医院で、タバコは良くないのでやめましょうと言われたことがある方は多いと思います。
では、実際喫煙は口の中にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか？
まず、口腔がん、咽頭(喉)ガンのリスクが上がります。喫煙をしている方はしてない方にくらべ約2.4倍がんになりやすいという研究結果があります。
また、歯周病のリスクも上がります。タバコの中のニコチンという成分には血管の収縮作用があります。
血管には血液の供給のほかに、歯茎に酸素や栄養を送る作用があります。その血管が収縮し、狭くなる事で供給が上手くいかなくなります。
また、歯茎が線維化することにより歯周病の症状である出血などが出にくくなり気づいた時には手遅れになる可能性があります。
歯周病の細菌と戦うための白血球の機能が抑制されて防御機能が低下してしまいます。
歯周病治療中も影響があり、治癒に必要な線維化細胞の働きを抑えられ、治癒の反応が悪くなります。
これらの理由により喫煙している方に対して歯石とりなどは行いますが歯周病の手術はほとんどおこないません。
また、歯茎が治りにくいことや酸素や栄養が欠乏しやすいことからインプラント治療も出来ない可能性があります。
喫煙は、肺がんや糖尿病など全身の病気のリスクだけでは無く口の中病気のリスクも上がります。
もし、歯周病が気になる方やインプラント治療を検討されている方は禁煙や、タバコの本数を減らすことを検討してみてください。
その他、お口の中の状態や症状について気になる事がありましたら、ぜひ検診にお越しください。
医療法人 堺美歯科
ナカノ初芝歯科クリニック
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