こんにちは。本日は歯周病治療に関してお話します。
前回の歯周病治療第1回は日々のセルフケアについての説明でしたが、第2回以降は実際の歯周病治療について説明していきます。
歯周病治療は歯周病検査からスタートします。具体的にどのような検査かというとプローブと呼ばれる金属の細い器具で歯と歯茎の間の深さを調べていきます。歯茎が炎症を起こして腫れていたり、歯を支えている骨が吸収するほどその深さの値が大きくなります。基本的に3mm以下が健康な歯茎、4mm以上で歯周病と定義されています。そのほかにも出血がないか、膿が出ていないか、歯の揺れを調べていきます。
検査の後は歯石の除去をおこないます。
歯石とは主に歯と歯茎の間に汚れが溜まり、それが固まって出来たものです。歯石になってしまうとセルフケアでは取る事が出来ず、歯科医院でしか取ることができません。
歯石とりには回数がかかります。歯石取りになぜ回数がかかるのかという声をよく耳にします。その理由としては、長い間付着している歯石は硬い上に歯に強固にくっついてしまいます。しっかり歯石を除去するためにブロックごとに分け、痛みがある場合は麻酔をするなど配慮しながら治療していくのでどうしても回数がかかってしまいます。
全体的に歯石とりが終わればまた検査を行い、炎症が取れているか深さの数値が問題ないかを確認します。炎症が取れていなかったり数値が深いところなどは再度、歯石とりをしていきます。
それでも検査の結果があまり良くなく、患者様が希望される場合、歯周外科治療という歯茎の手術をおこないます。
歯石は毎日の歯磨きではとることができません。歯ぐきの下に付いている歯石は見えないので、長い間歯科医院に通われていない方は一度検査を受けられてみてはいかがでしょうか。
歯周外科治療については次回以降の投稿で説明していきます。
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ナカノ初芝歯科クリニック
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